経済・お金のあれこれ

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西日本豪雨、インフラ復旧に2700億円

西日本豪雨に伴うインフラ復旧の被害額が2700億円相当かかるそうです。

 

 これは飽くまで7月時点での試算で今後の査定で増減する可能性があるとのことですがこういうのは少なく見積もる傾向にあるので増えることはあっても減ることはないと思います。

 

この2700億円の内訳は河川の堤防、鉄道や橋、道路と言ったインフラに関するものだけでの試算で全体の被害額はもっと大きなものとなります。

 

JR四国は管内5路線で132か所で土砂流入や斜面崩落があり復旧のめどはたっていないようです。

 

また住宅被害も深刻です。総務省消防庁がまとめた全国の住宅被害の総数は3万9067棟に上り、うち、普及するまで居住が出来ない全壊、半壊、一部損壊、床上浸水は1万9604棟でした。

行政が賃貸住宅を借り上げて被災者に提供するみなし仮設も始まりました。入居期間は6か月と定められてはいますが当然ながら帰る家が出来ない限り延長されます。家賃はすべて行政が負担するので入居期間が短ければ短いほど費用は少なく済みますが、今回の豪雨は広範囲に被害を及ぼしているので住宅復旧に時間がかかるのは必至で被害額が膨れ上がる可能性があります。

 

また、経済に打撃を与えかねないのが中小企業の被害で4075億円と試算されています。

これは2016年にあった熊本地震の実に2.5倍の額です。

 

熊本地震ではインフラ復旧に2900億円、中小企業の被害額は1600億円で復旧復興の補正予算は7780億円組まれました。

 

今回は1兆円近い補正予算が組まれるものと推測されます。


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