四季報発売に伴う銘柄の再評価【四季報から優良銘柄を選びだそう!】
先月から本格的な長期投資を始めた私ロージャですが私に限らず長期投資をするうえでバイブルともいえるのがこの東洋経済が出版する四季報だと思います。
和製バフェットとまで言われた日本の伝説の投資家、竹田 和平も私の投資判断は四季報だけと言っています。
私のように決算書を見たからと言ってろくな分析も出来ないようなアマチュアはもちろん、巨額の富を築いたプロの投資家にも愛用されるまさにバイブルです。
その四季報の2019年1集が12月14日に発売になりました。さっそく読んでいきたいと思います!
今現在JPXに上場している企業は実に3720社に上ります。投資をしようと思った時にいちいちチェックするのは大変なのでまずはこの3か月に投資に値する企業をひとつひとつピックアップしていきます。
では投資に値する企業とはどういう企業なのか。私の条件をご紹介したいと思います。
5年連続の増益、かつ今後も増益が予想される
その企業がどれだけ稼いでいるか、今後も稼いでいけるかどうかは投資判断をするにあたって誰もが気にするところだと思います。
私の場合はさらに5年連続での増益、最低でも3年は増益が続いている企業に投資するようにしています。
例え今期が増益であったとしても去年は減益、一昨年は増益といったような収入の安定しない企業はライバル会社と激しい競争を繰り広げている可能性が高く、安定した成長が見込めません。
今年はよくとも来年には競争に負けいるかもしれません。そのため、どれくらい増益になっているかよりも毎年安定して着実に収益を上げている企業を投資対象としています。
ROEが10%以上である
ROEとは日本語で自己資本利益率と呼ばれ当期純利益÷自己資本×100で求めらる指標です。
みかんを売ろうと10万円分のみかんを買ってきました。それを市場で売って1万円の利益が出た場合、10万円を使って1万円を儲けたわけですので1÷10×100でROEは10%となります。2万円の利益が出せれば20%ですね。
つまり、どれだけ効率的にお金を稼げているかということです。
例えば今年の利益は1000億円ですと言われると一見すごいように思いますがこれがトヨタ自動車だったら残念に思いませんか?
19兆円の自己資本がありながら1000億円しか稼げなかったとなったらなんとお金の使い方が下手なんだろうとなるわけです。
逆に自己資本が2000億円しかないにも関わらず1000億円を稼ぎ出したとなればとんでもなく効率的にお金を稼いでいるということになります。
なのでこのROEが低すぎる会社はお金を稼ぐのが下手な会社であるということですので私の場合は利益額よりもこのROEの高さを重視していて、投資してもいいと考える最低水準が10%以上としています。
営業キャッシュフローに問題はないか
日本の会計ルールでは発生主義が採用されています。実際に入金がなくとも売買が成立した時点で帳簿上では利益になります。
そのため、帳簿上利益が発生してから実際にお金が入るまでにタイムラグが存在し、100億円分の商品を納品した会社が入金前に倒産してしまうと帳簿上は100億円の利益がありますが実際には納品した商品分の損失になっているということが起こり得ます。
しっかりと利益をあげている会社であってもちゃんとお金を受け取っているかを確認する必要があるわけです。それを確かめるのが営業キャッシュフローです。ここが赤字になっていると資金回収がうまくいっていないことを示しており、帳簿上はめちゃくちゃ黒字なのに実際には火の車なんてことがあるのでしっかりチェックしなければなりません。
配当利回りが3%以上
短期間で売買を繰り返す短期トレードではまったく気にしてこなかった配当利回りですが長期投資において配当はとっても大事だと考えています。
配当がまったくない場合、もし株価が下がってしまった場合、売って損失を確定するか値が戻るまでじっと耐えることになるわけですが値が戻るまで待つ場合、その間資金はロックされ死に金となってしまいます。
株価が下がっても安定的に収益を上げるためには配当をしっかり出している企業に投資することで資金がロックされている間も利益を得られるという状況を作ることが大事です。
以上の条件で四季報から3720社から投資できる企業をピックアップしていきます。
3720社から38社に絞り込みました!
ここからさらにテクニカル的な株価と自身の資金と相談しながら投資する1社を選定したいと思います。